ブックタイトルHealth Management for Female Athletes

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概要

Health Management for Female Athletes

体験談2月経調節で生まれた余裕五輪選考に関わるレース中に生理痛で気が散ってしまい,さらに悪天候で視界が悪いレースコンディションにまでメンタルが振り回されたことがありました.選手は極限状態でいることも多く,女性特有の問題はたとえ些細なことでも大きな不安要素になっています.ただでさえ花岡萌さん(元アルペンスキー選手)苦しい競技生活の中で,少しでも競技に集中でき,改善できるなら薬に「頼る」ことも1つの策だと考えるようになりました.そして,大事なレースに関係なくきてしまう生理痛や,ホルモンバランスの変化からくる心の問題を低用量ピルに頼ることにしました.シーズンオフから低用量ピルを服用し始め,最初の1カ月間はからだのむくみや熱っぽさが気になりましたが,2カ月目からは全く問題なく,自分で生理をコントロールできることで不安が一気に少なくなりました.また,生理前にどうしてもイライラしてしまうことが辛かったのですが,それも随分安定しました.心身を振り回されることもなくなり,余裕が生まれました.生理をコントロールすることによってできた余裕は,その後の競技生活をより充実させることにも繋がったと感じています.もし,十分なパフォーマンス発揮ができていないことが,自分の力不足だと思ってしまっている女性アスリートがいるなら,今一度女性特有の問題もあるのではないかと疑ってほしいです.私はJISSの婦人科医に相談したことがきっかけで,女性特有の問題と上手く付き合うことを考えるようになりました.あまり難しく考えずに,まずは相談してほしいです.写真提供:スキージャーナル40