ブックタイトルHealth Management for Female Athletes

ページ
19/166

このページは Health Management for Female Athletes の電子ブックに掲載されている19ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

Health Management for Female Athletes

を服用せずに我慢しているアスリートも多くみられます.このため,実際の月経困難症の割合はもう少し高いことが予想されます.内服薬の内訳は,市販の鎮痛薬53.0%,処方された鎮痛薬40.2%と,鎮痛薬で対応しているアスリートは93.2%でした3).また,月経痛があり鎮痛薬を服用しているアスリートの37%,月経痛があるが鎮痛薬を服用していないアスリートの25%月経困難症なし469名(74.4%)月経困難症あり161名(25.6 %)能瀬ら,日本臨床スポーツ医学会誌, 2014図6月経困難症の割合が,月経期はコンディションが悪いと回答していました(図7)4).これらのアスリートでは,鎮痛薬のみでの対応ではコンディショニングを考えるうえで十分とは言えず,月経周期の調節(月経をずらす)を考慮する必要があります.%403530252015105037%(60名)月経痛(+)鎮痛薬(+)161名25%(80名)月経痛(+)鎮痛薬(?)317名11%(18名)月経痛(?)鎮痛薬(?)152名能瀬ら,最新女性医療,2015図7月経期にコンディションが悪いと回答したアスリートの割合17