ブックタイトルHealth Management for Female Athletes

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概要

Health Management for Female Athletes

11.困ったら産婦人科へ相談しようこれまで紹介してきたように,アスリートが抱える女性特有のさまざまな問題があります.しかし,全国のアスリートが実際にどこの産婦人科を受診したらよいかわからず困っている現状にあります.これらの問題解決に向けて,2014年4月「女性アスリート健康支援委員会」が設立されています.この委員会では,「がんばれ!やまとなでしこプロジェクト」と命名し,47都道府県で産婦人科医向けにアスリートの講習会が開催され,講習会を受講された産婦人科医のうち登録を希望された先生方をHPで公開しています.既に月経関連で問題を抱えているアスリートは,受診の際,こちらのHPや日本体育協会公認スポーツドクターのHPを参考にしてください.もし,近くにスポーツに詳しい産婦人科医がいない場合は,近くの産婦人科を受診しましょう.近年,産婦人科医によるアスリート支援は広がりつつあり,アスリートの月経対策についての情報に触れる機会が増えてきています.月経対策で使用される薬剤は,産婦人科医が一般の患者さん向けに日常的に使用している薬剤ですので心配はありません.ただし,処方された薬剤がドーピング禁止物質かどうかを最終的に確認するのは,アスリート自身の責任となります.本冊子で紹介したドーピングのページを参考に,必ず処方された薬剤が,ドーピング禁止物質かどうかを確認したうえで,服用するようにしましょう.一般社団法人女性アスリート健康支援委員会http://yamatonadeshiko.jp日本体育協会公認スポーツドクターhttp://www.japan-sports.or.jp/medicine/DoctorSearch/tabid/75/Default.aspx151