ブックタイトルHealth Management for Female Athletes

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概要

Health Management for Female Athletes

症例A(kcal)0500100015002000250030003500介入前1636 891 2527介入後1631 1565 3196利用可能エネルギー増加症例B介入前688 1397 2085介入後346 1576 1922増加症例C介入前113612102346介入後85413332187増加症例D介入前516 1269 1785介入後933 1115 2048減少症例E介入前912 1429 2341介入後1444 660 2104減少図76運動消費エネルギー量利用可能エネルギー量摂取エネルギー量に対する運動消費エネルギー量および利用可能エネルギー量の比較【利用可能エネルギー増加の例】症例B:摂取エネルギー量が2,085kcal→1,922kcal(-163kcal)へ減少したものの,運動消費エネルギー量の688kcal→346kcal(-342kcal)の減少量が上回ったため,利用可能エネルギー量が1,397kcal→1,576kcalに増え,利用可能エネルギーが34.6kcal/kg FFM/day→38.3kcal/kg FFM/dayに増加しました.【利用可能エネルギー減少の例】症例D:摂取エネルギー量が1,785kcal→2,048kcal(+263kcal)に増加したものの,運動消費エネルギー量の516kcal→933kcal(+417kcal)の増加量が上回ったため,利用可能エネルギー量が1,269kcal→1,115 kcalに減少し,利用可能エネルギーが39.2kcal/kg FFM/day→33.7kcal/kg FFM/dayに減少しました.以上のことから,利用可能エネルギー増減の要因には運動消費エネルギー量が大きく影響していると考えられます.運動消費エネルギー量が大幅に増えると(運動強度・運動時間の増加),増加分のエネルギー量を摂取しきれない,もしくは摂取エネルギー量自体が減少してしまうケースが見受けられました.118