ブックタイトルHealth Manegement for Female Athletes Ver.3

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概要

Health Manegement for Female Athletes Ver.3

現在は行っていない11%行っている27%行っていない62%n=37図29月経対策を行っているアスリートの割合表8月経対策を行っているアスリートの具体的な内容年間を通して,試合に月経が重ならないように月経調節を行っている42.9試合と月経が重なるときだけ,月経をずらしている35.7月経痛に対し,治療を行っている14.3月経不順や無月経に対し治療を行っている71.0Q2.副作用,特に体重増加はどれくらいの割合でみられますか?低用量ピルの副作用について,2014年3月から2015年10月までの期間に低用量ピル服用を開始したアスリートのうち107名に対し,開始3カ月以内の副作用調査を実施しました(図30).この結果,14.0%のアスリートで一時的な体重増加が認められました.ただし,本調査は,数種類の低用量ピルを含んだ調査となっていますが,近年,低用量ピルの種類が増え,体組成の調査や経験をもとに体重増加がみられにくい種類もわかっています.このため,以前と比較し,体重増加の心配についてはほぼ解決されています.今回の調査で,一時的に体重増加がみられたアスリートのほとんどが3カ月以内に服用前の体重に回復していました.2kg以上の体重増加を認めた3名のうち体重増加の点から服用を中止したアスリートは1名であり,2名のアスリートは他の種類へ変更し体重も戻り現在も服用を継続しています.処方の際は体重を維持または減量の可能性があるアスリートか,増量希望のアスリートかによっ%n=14複数回答あり76