ブックタイトルHealth Manegement for Female Athletes Ver.3

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概要

Health Manegement for Female Athletes Ver.3

%141210腰8椎骨6密度4の変2化率0-2-4-6-8無月経群(未治療)32名p=0.030p=0.008p=0.622無月経群経皮エストラジオール製剤投与群25名()正常月経群35名図87腰椎骨密度の変化率(中間報告)アスリートに対し低用量ピルの投与は行っておらず,海外のガイドラインでも推奨されていません.また,利用可能エネルギー不足による無月経のアスリートに対し低用量ピルが推奨されない理由として下記の点が挙げられます.1黄体化ホルモン(LH)の分泌がさらに長時間抑制されてしまうこと2黄体化ホルモン(LH)が抑制されるため利用可能エネルギー不足改善の指標がなくなること3体重増加,コンディションが悪いなど,副作用が前面に出るケースが多いこと4骨密度には,経口投与より経皮投与が有効である報告が多いことこのため,保険で認められていない薬剤もありますが,アスリートにエストロゲン製剤を用いたホルモン療法を行う場合は,更年期障害で使用されるような経皮エストラジオール製剤を使用し治療を行っています.引き続き検討が167