ブックタイトルHealth Manegement for Female Athletes Ver.3

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概要

Health Manegement for Female Athletes Ver.3

特に,トレーニング量が多い日本人のアスリートは,それに見合ったエネルギー源の糖質を不足なくとる必要があります.国際オリンピック委員会が示すアスリートの糖質摂取ガイドライン(表30)を使って,1日の糖質の摂取目安量を概算し,表31を使ってどの食品をどれくらいとったらよいかを計画してみましょう.また,無月経の女性アスリートは骨量が減少するリスクが高いので,骨を作っているカルシウム(表32)とカルシウムの吸収を高めるビタミンD(表33)を多く含む食品を食事に取りいれて不足しないように心がけましょう.ビタミンDは魚類,きのこ類などに多く含まれています.表30アスリートの糖質摂取ガイドライン日常的な回復のための糖質量:一般的な目安量であり,アスリート個々の1日のエネルギー必要量,トレーニングでのエネルギー必要量やパフォーマンスによって調整する状況体重1kgあたりの糖質摂取目安量軽いトレーニング低強度もしくは技術練習3~5g/kg体重/日中強度のトレーニング中強度の運動プログラム5~7g/kg体重/日高強度のトレーニングかなり高強度のトレーニング*あなたに必要な1日の糖質摂取目安量は?持久性運動例)1日1~3時間の中~高強度の運動非常に強い運動例)1日4~5時間の中~高強度の運動6~10g/kg体重/日8~12g/kg体重/日×=体重1kgあたりの糖質摂取目安量(g/kg体重/日)体重(kg)1日の糖質摂取目安量(g/日)Buke et al., JSS, 2011159