ブックタイトルHealth Manegement for Female Athletes Ver.3

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概要

Health Manegement for Female Athletes Ver.3

(5)利用可能エネルギーと体重の検討利用可能エネルギーが増加した3名中,体重が増加したアスリートは1名でした.図83は,介入期間中の体重の変化量と利用可能エネルギーの変化量を表していますが,両者に有意な相関はみられませんでした.利用可能エネルギーの改善により体重増加は予測されましたが,本研究の3カ月の介入期間では,利用可能エネルギーが改善(増加)しても体重増加はみられませんでした.kcal/kg除脂肪量/日30利用20可能エ10ネルギ0ーの変-10化量r=-0.700-20p=0.188-30-0.2 0.0 0.2 0.4 0.6 0.8 1.0 kg体重の変化量図83利用可能エネルギーと体重の変化量(6)利用可能エネルギー不足と黄体化ホルモン値の検討介入期間中,月経の回復はみられませんでしたが,個人ごとの利用可能エネルギーと黄体化ホルモン(LH)の変化をみると,図84のように全アスリートで利用可能エネルギーの増減とLH値は相関がみられました.このことから,月経回復のためのステップとして,利用可能エネルギーを改善させることがホルモン値の改善にも有効であると考えられます.153